よし!
パン作りを始めるぞ~~!!
そう決意したあなた。
おめでとうございます!!
でも、まずは何から揃えていいのか分かりませんよね。
パン作り初心者さんが揃えておきたい材料や機材について紹介しますね。
手作りパンに最適な粉は?
まずはここからですね。
【粉】
と一言で言ってもいろいろな種類があります。
- 薄力粉
- 中力粉
- 強力粉
通常はパン作りでは強力粉を使用します。
なぜパン作りには強力粉なの?
強力粉とは、グルテンを多く含む小麦粉です。
たんぱく質含有量は11%~13%程度。
水を加えてこねると、よくまとまり、粘り気が出て、グルテン膜を作り出します。
このグルテン膜が重要。
パンが発酵するときに、イーストから出る炭酸ガスを、このグルテン膜が覆ってくれるからパンが膨らむのです。
グルテン膜がガスを覆うことでふっくらしたパンに仕上がるのですね。
強力粉はパンのほかに餃子の皮や中華麺などにも使用されます。
薄力粉での代用はできないの?
できるかできないか、ということならできます!
ですが、強力粉を使った場合と食感は全く異なります。
なぜか。
薄力粉にはグルテンが少ないので、こねてもきじがなかなかまとまらず、べたべたします。
さらに、グルテン膜ができにくいので、サクッとした食感になります。
焼き立てはおいしくいただけるのですが、冷めてくるともそもそした食感のパンになります。
やはり、パンを作るなら強力粉を使った方がおいしく出来上がります。
手作りパンで揃えたい材料は?
パンを作るために最低限揃えたい材料は次の5つ。
- 強力粉
- インスタントドライイースト
- 砂糖
- 塩
- 水
たったこれだけあればパンは作れます!
もちろん、慣れてくるといろいろと材料をそろえていきたいと思いますが、まずはこれでOKです!
強力粉
初心者の方が扱いやすい粉でオススメなのが
カメリア
という粉です。
この粉はスーパーでも手に入りやすいので、まず手始めにカメリアを購入して作ってみることをオススメします。
しばらくしてパン作りになれて来たら他の粉に挑戦するのもいいですね。
国産小麦でオススメなのが
春よ恋100
です。
こちらの粉は私のパン教室でも使っている粉で、初心者でも比較的扱いやすい国産小麦です。
インスタントドライイースト
イーストはパンを発酵させるために必要なものです。
イーストには生イースト、ドライイースト、インスタントドライイーストなど種類がありますが、初心者の方はインスタントドライイーストを使うといいでしょう。
生イーストは家庭向きではなく、パン屋さん向け。
ドライイーストは予備発酵が必要になります。
インスタントドライイーストは予備発酵が不要で、材料と一緒に混ぜてこねることが可能です。
砂糖
砂糖は、一般的な上白糖でかまいません。
もしこだわるのであればミネラル豊富な素精糖などを使ってもいいでしょう。
黒糖はパンの味が変わってしまうので、黒糖パンを作る時だけに使用するといいですね。
塩
塩も一般的な塩でかまいません。
伯方の塩などを使うとミネラル豊富なパンになります。
こだわって使いたいなら、フランス産のゲランドの塩などを使ってもいいですね。
水
水は水道水でかまいません。
私は浄水器を通した水を使っています。
もちろん、ミネラルウォーターを使用していただいてもかまいません。
手作りパンでそろえたい機材は?
手作りパンに必要な機材は5つ。
もっていなければ必ず購入しましょう。
- はかり(スケール)
- こね台
- ボウル
- カード
- オーブン
他にもあると便利な機材はありますが、まずはこの5つをそろえておくといいですよ。
はかり(スケール)
材料を計量するのに欠かせないのがはかり(スケール)。
パン作りにとって、材料をレシピ通りにしっかり計量することこそがおいしいパンを作る秘訣となります。
最低でも1g単位ではかれるものを準備しましょう。
慣れてきて、自分でレシピを組み立てることができるようになったら、0.1g単位のはかりを購入するといいですよ。
こね台
テーブルなどをきれいに消毒してこね台替わりにすることで、こね台は実はなくてもできます。
でも、毎回消毒するって大変ですよね。
なので、専用に持っていた方がいいでしょう。
マットタイプのものと木製のもの、大理石のものなどいろいろな素材、大きさのものがあります。
使う場所、保管場所のことを考えて購入するといいですね。
ボウル
材料の計量、パン生地を発酵するために欠かせないのがボウルです。
生地を発酵させるためには、生地が2倍ほど膨らんでもいいような大きさのものを準備しましょう。
材料の計量用には小ぶりなものをいくつか準備しておくといいですね。
カード
パン作りの道具にカードというものがあります。
プラスチック製でいっぺんがまっすぐ、反対側は緩やかにカーブがかかっているものです。
カードは日用品売り場のお菓子の道具を置いているところでよく見かけます。
パン作りをするなら、カードは必ず購入しましょう。
カードの使用方法は、丸い方はボウルから生地を取り出すときにボウルに沿ってカードを入れることで、生地が傷まずに取り出すことができます。
また、直線の方は生地を分割するときに使います。
スパッと切れるので、生地を傷めずに切ることができるのです。
オーブン
パンを焼くのにオーブンは必須!
オーブントースターや魚焼きグリルで焼くというレシピもありますが、いろいろな種類のパンを焼くのであればオーブンを購入しましょう。
オーブンには発酵機能も付いているため、冬場などの気温が低い時に生地を発酵させるのにも使います。
手作りパンが食卓に並ぶ生活を♪
手作りパンに必要な材料や機材を紹介しました。
最初は少ない材料や機材からでも始められるということが分かったのではないでしょうか?
慣れてくると、いろいろな材料や機材が欲しくなります。
作りなれてから随時揃えていくといいですね。
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