自家製天然酵母パンを仕込んでから出来上がるまでどれぐらいの時間がかかるのか？オンラインでも教えている天然酵母のプロの先生が解説！
こんにちは！
フルーツ酵母パン教室Happy Bakingの幸治里織です。
今日は『自家製天然酵母パンを仕込んでから出来上がるまでどれぐらいの時間がかかるのか？オンラインでも教えている天然酵母のプロの先生が解説！』ということについてお話しします。
当教室では、フルーツ酵母が日本で唯一学べるパン教室です。
Youtubeで自家製天然酵母について、毎日配信していますのでご覧くださいね。
自家製天然酵母で作るパンは、時間が読めなくて困るって思われているけど・・・
今回は、自家製天然酵母のパン作りにかかる時間についてお伝えをいたします。
自家製天然酵母で作るパンは、時間が読めないというふうに思われていますが、時間を逆算して作ることで自分の時間を有効に使えますので、ぜひ試していただきたいと思います。
時間を読むために最低限必要な準備とは？
まず、ご自身が作っている元種でパン作りを行った際の一次発酵にかかる時間をしっかりと把握しておく必要があります。
これを把握していないと、パン作りのおおよその時間はなかなか計算ができないところがあります。
まずはそれを知っておいてください。
天然酵母パン作りの時間配分の例
例を挙げてみますと、私が作る元種でパンを作成すると、一次発酵は６時間で仕上がってきます。
これは、どのタイプのパンでも６時間で一次発酵が終わるということが生徒さんにもお墨付きをいただいていて、いつもちゃんと時間どおりにあがってくるというのが分かっています。
もちろん、これは私が指定した「２８℃」という発酵時間で行っての話です。
温度が違えば発酵時間も変わってきます。
そのほかに、ベンチタイム、成形、二次発酵、そのあとの焼成だったり、いろいろな作業のことを考えて、おおまかに、私の場合は８時間後にパンが焼き上がるという計算をしています。
たとえば、夕飯にパンを食べたいと思って、焼き立てだとおいしくないので粗熱がとれるくらいに考えて、その時間を計算して何時に出来上がるのかを逆算して仕込み時間を考えます。
実際、食事に合わせて焼くことを考えてみましょう！
仕込み時間にはこねる時間もあるので、たとえば９時にこね始めたとしても、生地が出来上がるのはやはり２０〜３０分かかります。
そういう時間もちゃんと組み込んだゆえで、何時に焼き上げたいかと逆算をして考えましょう。
たとえば朝に焼き立てのパンを食べたいという場合には、何時に発酵が終わるようにして、そこから作業はだいたい２時間くらいかかるということを考えて仕込んでおくと、朝に焼きたてパンを作ることができるというふうになります。
自分の作る天然酵母パンは一次発酵に何時間かかるかを把握すればこっちのもの！
慣れるまでは、一次発酵にどれくらいの時間がかかって、その他の時間がどれくらいかかるのか分からないということがけっこうあると思います。
ですが、ご自身が持っている元種で一次発酵がどれくらいかかるのかさえ分かっていたら、一次発酵を終了してからのベンチタイム、、二次発酵、焼成、というのは、ほとんど同じ時間です。
焼成時間によって変わってきますが、おおよそ２時間くらいかかるというふうに思っていただければいいです。
イーストの場合とほぼ同じですね。
ベンチタイムから焼成までは、だいたい２時間くらいで終わります。
天然酵母でパンを焼くには、一次発酵がどれくらい時間がかかるかというのがキモになってきます。
これは、ご自身が作られている酵母エキスの強さと、元種の発酵力によって決まってきます。
そのあたりを把握していれば、自分が作る自家製天然酵母パンは何時間で焼き上がるのかということが分かります。
そして、一次発酵間は時間に縛られずに好きなことをやっていていいということがおわかりいただけると思います。
イーストのように一次発酵時間が少しすぎても、すぐには過発酵になることがないからです。
天然酵母でのパン作りを何度も試して、実験をしてみて、一次発酵にどれくらいの時間がかかるのかを測ってみるのが良いと思います。
自家製天然酵母で作るパンは時間がかかります。
でも、そうやって時間をしっかり読めるようになれば時間を有効に使えるパン作りでもあります。
今回のまとめ
天然酵母で作るパンが何時間かかって出来上がるかを見極める際の基本は、自分が作っている元種でパンを仕込んだときに、一次発酵がどれぐらいの時間がかかるかにかかってきます。
それを知るには、何度も作って自分で把握するしかありません。
ぜひ、試してみてくださいね。
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