自家製天然酵母エキス作りで、どんな人が失敗しやすいのか?
それは・・・
せっかちな人
です。
今回はなぜ、せっかちの人が酵母エキス作りに失敗しやすいのか。
また、せっかちな人が酵母エキス作りに成功する秘訣をお伝えします。
どうしてせっかちさんが自家製天然酵母エキス作りに失敗するのか
なぜ、せっかちな人が自家製天然酵母エキス作りに失敗するのかというと、ゆっくりとした酵母の成長スピードに合わせることができないから。
自分のスピードに合わせて完成とさせてしまう、早く自家製天然酵母でパンを作りたいと思ってしまうからなんですね。
酵母エキスがまだ出来上がっていないのに、
「こうなったら、もう、出来上がりではないか」
「もうこれで完成だよね」
と勘違いをされる「せっかちさん」は、だいたい失敗をされます。
そういう人によくお伝えをするのは、
もうひといき、ふたいきくらい待ってみてください
ということです。
その、ちょっと待つということをやるだけで、酵母エキスの出来栄えが格段に変わってきます。
自分が「もう良い」と思った瞬間に仕上げてしまうのではなく、もうちょっとおいてみよう、もうちょっと様子を見てあげようという気持ちで接してあげると、酵母菌はそれからも増殖をし続けて、ちゃんと強い酵母菌に育ってくれるということになります。
酵母エキスを早い段階で仕上げてしまうとどうなるのか?
早い段階で絞って仕上げてしまうと、酵母菌が少なくてエキスが弱いものになってしまいます。
酵母エキスが弱いとどうなるのかというと・・・
パン作りに失敗してしまう。
種を作ってもうまくいかない。
という風な、悪循環に陥ってしまいます。
そのような悪循環に陥らないためにはどうすればいいかというと、
強い酵母エキスを作ること。
それに限ります。
自分が「もう良いかな」と思った瞬間よりもちょっとおいてから仕上げていただくと、ちょうど良い具合になるのではないかと思います。
せっかちさんでも分かる酵母エキスの出来上がり目安
酵母エキスの出来上がりのちょうどいい具合がわからなければ、果実がしっかり沈むまで待つというふうに心がけてください。
果実が沈むということは、
もうそれ以上は酵母菌が増えないという合図
です。
果実が沈むまで待つようにすれば、「酵母エキスは、こんなにゆっくりと育っていくのだ」と、おわかりいただけると思います。
レシピなどでは1週間くらいで出来上がると書いてあるものが多いのですが、私が育てているなかで1週間ちょっとで育った場合は、早くできたと感じます。
さらに、2週間くらいかかるものも、けっこうざらにあります。
時間がかかる酵母エキスは3週間や1ヶ月近くかかるものもあるんですよ。
そんなに長期間かけて育てるものなのに、1週間そこそこで出来上がったら・・・
若い!!
って思いますよね(笑)
ゆっくり待ってあげることで、しっかりと強い酵母エキスを作ることができます。
酵母のスピードに自分が合わせて、出来上がりを待ってあげるというのが失敗をしにくいコツです。
早く自家製天然酵母のパンを作りたいということで、どうしても早めにあげてしまうという人は多いです。
自分のスピードに合わせるのではなくて、酵母のスピードに合わせていただければ酵母エキス作りに成功するし、自家製天然酵母パン作りも美味しいパンが出来上がり、嬉しくなること間違いなしです!
酵母菌がまだまだ増えているときに絞ってしまうと、冷蔵庫の中で保管している間は、酵母菌はそれ以上には増えていきません。
育てている間に酵母菌をしっかりと増やしてあげるということが、自家製酵母パン作りの成功の秘訣です。
自家製天然酵母パン作りを制したいなら!
とにかく自家製天然酵母パン作りを成功させたいなら、酵母エキスがキモになります。
酵母エキス作りで失敗をしてしまうと、本種作りも、パン作りも、うまくいきません。
その原因を知っていればいいのですが、原因がわからなければ、改善できないまま進んでいってしまいます。
まずは酵母エキスをしっかりと作るということを心がけてください。
あわてず、ゆっくり、せっかちな人は、もうひといき、ふたいきと、ゆっくりと待ってあげるということを心がけて、酵母エキスを作ってください。
待つ
ということを常に頭において酵母エキス作りに取り組むと、失敗がなくなると思います。
ぜひ、試してみてください。
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