天然酵母エキスを作る時のおすすめの瓶の形。酵母作りの専門家が解説します
こんにちは!
フルーツ酵母パン教室Happy Bakingの幸治里織です。
今日は『天然酵母エキスを作る時のおすすめの瓶の形。酵母作りの専門家が解説します』ということについてお話しします。
当教室は、フルーツ酵母が日本で唯一学べるパン教室です。
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天然酵母作りにおすすめな瓶について知りたい方へ
今日は、酵母エキス作りに適した瓶の形についてです。
以前にもお伝えしたことがありますが、もうちょっと詳しく説明します。
天然酵母におすすめの瓶はどれでもいいというわけではありません
酵母を作るための瓶には、適した形というものがあります。
どんな形の瓶でもよいというわけではありません。
瓶の形には様々あります。
円柱形で底から入り口までストーンとした形のものもあれば、キャップの部分がキュッと締まっているものもあります。
色々です。
天然酵母を作るときにどのような瓶がおすすめなのかというと、瓶の口がキュッと絞ってあるものが良いです。
円柱形のものよりも、瓶の入り口がすぼまっているもを選んでください。
天然酵母作りにおすすめの瓶は空気が入れやすいものを選びましょう
なぜかというと、瓶の中に空気をたくさん入れるためです。
瓶の中に酸素をたくさん入れてあげると酵母菌は増殖しやすいです。
増殖のためにたくさんの酸素を与えてあげることで、出来上がった酵母はたくさん二酸化炭素を発する状態になってくれます。
二酸化炭素をたくさん発するということは、パンを膨らませる力がたくさんあるということです。
ですから瓶の中にたくさんの酸素を入れてあげる必要があります。
そのときに、円柱形だと瓶を回したときに中の仕込み水がこぼれてしまいやすくなります。
ですから、できれば口の部分がすぼまっているほうがおすすめなわけです。
天然酵母のスペシャリストがこだわるおすすめの瓶
口がすぼまっているものにも色々な形があると思います。
瓶の形がなで肩になっているものもあれば、怒り肩になっていて角ばっているものもあります。
私は、なで肩タイプの瓶をおすすめしています。
自分がこれまでに酵母を作ってきて、なで肩タイプだとうまくいきやすいです。
その理由を考えてみたら、やはり、瓶の中に空気を送り込んであげるときに都合がいいからです。
怒り肩みたいになっている瓶は、なで肩のものに比べて、中身がこぼれてしまうことが多いです。
そのために、しっかりと空気を送り込むことができないということが分かりました。
なで肩タイプのものは、いくらか激しく回しても中身が出てきにくいです。
だから、しっかりと空気、酸素を送り込むことができます。
もしお手持ちではない場合には、100均などで販売しているなで肩の瓶を用意してください。
それを使って、しっかりと煮沸消毒をして、瓶に付属の蓋を使わずにアルミホイルでカバーをして、毎日たくさんの空気を瓶の中に送り込みます。
そうすると、良い天然酵母のエキスができます。
そのようにやっていただいたらいいと思います。
ぜひ、参考になさってください。
今回のまとめ
今回は天然酵母を作る瓶のおすすめの形についてお伝えしました。
意外と知られていませんが、瓶の形が天然酵母の出来栄えを左右するといっても過言ではありません。
今回おすすめした瓶の形のもので作っていただくと、いい酵母エキスができますのでぜひやってみてください。