出来上がった自家製酵母エキスを長期間保存するコツをオンラインでも自家製天然酵母を教えるプロの先生が解説！
こんにちは！
フルーツ酵母パン教室Happy Bakingの幸治里織です。
今日は『出来上がった自家製酵母エキスを長期間保存するコツをオンラインでも自家製天然酵母を教えるプロの先生が解説！』ということについてお話しします。
当教室では、フルーツ酵母が日本で唯一学べるパン教室です。
Youtubeで自家製天然酵母について、毎日配信していますのでご覧くださいね。
自家製酵母エキスは長期間保存できるのかわからない方へ
今回は、自家製天然酵母エキスを長期間保存するコツについてお話をします。
自家製天然酵母エキスが出来上がってから長期間保存していると「これはまだ使えるのかな？」と不安になることも多いと思います。
長期間保存をするコツというのがあって、私のお客さんに先日にお話を伺ったら、５ヶ月くらい経った酵母エキスをまだ元気に使っているということでした。
上手に管理をされているんですね。
自家製酵母を上手に長期間保存するためには何をしたらいいのでしょうか？
自家製酵母を長期間保存する方法とは
まず、酵母エキスが出来上がったら、しっかりと絞って、大きめのペットボトルに保存してください。
これがコツの１つめです。
酵母菌というものは酸素が多い状態で元気に活発に活動します。
酸素があればそのまま生き続けられるのですが、酸素が無くなってしまうと、酵母菌は発酵という作業に入ります。
酵母菌が発酵という作業を起こすと、そのエキスで種を作ろうと思ってもうまくいかなくなります。
だから、できるだけ大きな容器に入れて、空気がたくさんある状態で保存していただくのがコツの１つです。
そして、もう１つのコツがあります。
それは、ものすごく簡単なことなのですが、意外と難しいことでもあります。
それは何かというと、酵母エキスに、毎日、空気を送ってあげるということです。
たったこれだけのことです。
他に何かをしてあげる必要があるかというと、特に必要がありません。
自家製酵母エキスが弱くなってきたと感じたら？
保存している冷蔵庫から毎日出して、蓋を空けて、しっかりと空気をペットボトルの中に入れてあげる。
それを毎日繰り返すだけで、自家製酵母エキスをとても長く保存できるようになります。
もちろん、長期間の保存をすることで、徐々にではありますが、自家製酵母エキスは力が弱くなってきます。
自家製酵母エキスが弱くなってきた場合には、元種を作って見ると、だんだんと膨らみが悪くなってきたと感じられます。
そのときには、お砂糖をひとつまみ、ペットボトルの中に入れてあげます。
それで少し様子を見ていただいてから元種作りをやっていただくと、意外と復活していることがあります。
そのようにやっていただけたら良いと思います。
とても簡単なのですが、意外と時間が無くて、ペットボトルに空気を入れるのを忘れてしまったとか、すっかりエキスのことを忘れて冷蔵庫に放置しっぱなしだったとか、そういう人の話もよく聞きます。
でも、ペットボトルの中に、毎日、空気を送ってあげるだけで長期間保存ができるのだと思えば、しっかり空気を送ってあげられるのではないでしょうか。
もちろん、空気を入れてあげてもどんどんと弱くはなっていきます。
空気を入れないよりは、空気を入れてあげるようにすると、だんぜん、強い酵母を維持できます。
空気を入れることを忘れないようにしてください。
ぜひ、出来上がった酵母エキスを冷蔵庫の中でそのまま放置するのではなく、きちんと管理をしてあげて長期間使ってあげてください。
自家製酵母エキスを長期間保管するために注意することとは
たくさん酵母エキスを持っていると、空気を入れる作業も大変になります。
ですから、ご自身が使いこなせる量の自家製酵母エキスを仕込んで、パンを作れるだけの種類のエキスを冷蔵庫に保存しましょう。
それをオススメします。
私も、昔、酵母エキスをたくさん作るのが楽しくて、何種類も作りすぎたことがあります。
結果としてたくさんの自家製酵母エキスを管理ができなくてダメにしてしまったという経験があります。
最初のうちは少ない種類。
１種類か２種類で作っていただき楽しむようにされることをオススメします。
今回のまとめ
自家製酵母を長期間保存するコツをお伝えしました。
意外と簡単な方法で保存が可能だとわかって、驚かれたのではないでしょうか？
簡単な方法で長期間保存ができたら、自家製酵母パン作りも焦って行うことなくなりますよね。
少ない種類の自家製酵母を保存しておけば、酵母エキスを弱らせることなく使い切ることも可能になります。
ペットボトルの中に空気を入れるだけという簡単な作業で、長期間の保存が可能になります。
ぜひ、やってみてください。
