天然酵母の作り方、りんごを使った天然酵母の作り方を自家製天然酵母を専門に教えているプロの先生が教える5つのステップ
こんにちは!
フルーツ酵母パン教室Happy Bakingの幸治里織です。
今日は『 天然酵母の作り方、りんごを使った天然酵母の作り方を、自家製天然酵母を専門に教えているプロの先生が教える5つのステップ』ということについてお話しします。
当教室では、フルーツ酵母が日本で唯一学べるパン教室です。
Youtubeで自家製天然酵母について、毎日配信していますのでご覧くださいね。
初めてりんごを使った天然酵母の作り方を学びたい方へ
今ままでパン作りをされた経験がある方なら、いつかは天然酵母の作り方を学び、パン作りをしてみたいと思われるのではないでしょうか?
天然酵母の作り方を見るたび、ワクワク、ドキドキ。
いつかは作ってみたいと思いつつも、まだ作れていなくて・・・
今は情報社会。
ちょっと調べればいろんなりんご酵母の作り方が見つかります。
本もたくさん出ていますよね。
いろんな本を買ってみると、それぞれの本で作り方が全く違う。
こんなんでは、いつまで経っても作れないー!!
なんて思ってしまいます。
いろんな天然酵母の作り方があるけど、中でもりんごの天然酵母の作り方が学びたいと思っている方へ今回のブログを書いてみました。
りんごを使った天然酵母の作り方が色々ありすぎてわからない・・・
りんごを使った天然酵母の作り方、たくさんありますよね!
どの作り方がいいのかさっぱりわからなくて、たくさんりんごを使った酵母の作り方を探すうちにドツボにハマり・・・
どの作り方がいいのか全くわからない!
そんなこともあります。
私も最初の頃は、どの作り方がいいのかがさっぱりわからなくて、結局、りんごを使って天然酵母ができませんでした。
失敗ばかりで、どの方法を試しても同じように感じてしまい・・・
りんごを使った天然酵母の本格的な作り方を教えてくれるところがあればいのに。
と、何度も思いました。
自己流でやっていると迷宮入りしてしまって、何が何だかわからなくなります。
あなたにはそんな回り道をしてほしくない。
そんな思いから、フルーツ酵母を専門に教えるプロであるパン講師がこの度、りんごを使った天然酵母の作り方を伝授しよう!と立ち上がりました(笑)
りんごを使った天然酵母の作り方を学んでみましょう
たくさんの作り方がある中で今回は、フルーツ酵母を専門に教えている講師の立場として、成功しやすいりんごを使った天然酵母の作り方をお伝えします。
材料はどんなものを使えばいいのか。
どんなふうに作ればいい酵母ができるのか。
毎日どのように管理すればいいのか。
これを読めば、初心者の方でも上手にりんご酵母が作れると思います。
りんごを使った天然酵母の作り方をこれから学びたいという方にぴったりの内容になっています。
りんごを使った天然酵母の作り方5ステップ
ここからは、りんごを使った天然酵母の作り方の5つのステップを紹介していきます。
最初から順番にやっていけば、失敗することはありません。
何か手を抜いたり、作り方を飛ばしたりすると、できるものもできませんので、きちんとした作り方を学びたい方は、ぜひ、この方法でやってみてくださいね。
りんごはどのようなものを選べばいいか
りんごはどんなものを選べばいいのか・・・
ふじ、サンふじ、つがる、シナノスイート、紅玉、ジョナゴールド。
赤いりんごだけでパッと思い浮かべることができるものだけでこれだけあります。
そのほか青いリンゴになると、シナノゴールド、王林など。
本当にいろんな品種があって、今ではほぼ年中、何かのりんごが手に入るようになりました。
なので、どんな品種が良いのか。
迷うところです。
基本的にはどんなものでもいいかと思いますが、欲を言えば、無農薬栽培されているものを選んでいただきたいです。
なぜかというと、酵母菌はりんごの皮にくっついています。
元々土壌に住んでいた酵母菌が、風に乗ってりんごの皮に付着するんですね。
私の生徒さんが、以前、無農薬のりんごをくださいました。
そのりんごで作る天然酵母は、ものすごく強い、いい酵母ができたのです。
いい天然酵母ができるかが、パンの作り方にも大きく関わってきます。
ですからできるだけ無農薬のものを産地直売所などで買っていただくといいですよ。
りんご酵母の作り方
なんとか手に入れたりんご。
早速酵母の作り方に入っていきましょう。
まず準備していただくものはガラス瓶とアルミホイル。
このふたつを準備してください。
ガラス瓶は、しっかり煮沸消毒しましょう。
熱湯消毒はダメです。
なぜかというと、天然酵母はパンを膨らませる酵母菌だけでなく、他の菌も一緒に育てている状態です。
ですから、一番最初が肝心で、ここで他の菌をしっかり除去してあげる必要があるのです。
熱湯消毒では、除去しきれないので、煮沸消毒をします。
ガラス瓶の粗熱が取れたら、材料を入れて仕込んでいきます。
りんごは一口大よりちょっと小さめにカット。
皮、ヘタ、種など全て使います。
びんの中に、りんご、砂糖、水を入れたら、アルミホイルで蓋をします。
発酵器など保温機材に入れて保温しましょう。
温度を一定に保つ
天然酵母の作り方で大切なのが、温度。
仕込んだびんをしっかり保温してあげる必要があります。
ここで、保温ができないと、いい酵母はできません。
なぜかというと、酵母菌が活動する温度というものがあるからです。
酵母は28〜32℃で活動します。
その温度に保つことで、増殖するわけです。
温度が低いと、活動が鈍くなりますし、温度が高いと、他の菌が増殖します。
それではどのような機材で保温するのがいいかというと、一番いいのは発酵器です。
天然酵母の作り方では2週間近く保温しなければなりませんので、できるだけ長時間のタイマーがかけれるものがいいです。
発酵器がなければ、ヨーグルトメーカーもいいですね。
温度設定、タイマー設定ができるものが理想です。
その他の機材としては、オーブンの発酵機能も使えます。
ですがこちらはタイマーが短いので、頻繁にタイマーを入れる必要が出てきます。
その他、私は試したことないですが、できそうだと思うものは、低温調理器。
温度が28℃ぐらいに設定できるものであれば使えます。
酸素を入れる
天然酵母の作り方でこちらも大切な作業になります。
びんの中に酸素を入れましょう。
作り方の説明で、びんにはアルミホイルで蓋をすると書きましたね。
それは、酵母は酸素がある状態の中で増えるからです。
天然酵母を作っている間は、発酵させないようにします。
酵母は酸素がある状態では、増殖をするのですが、酸素がなくなると発酵始めます。
天然酵母作りの最大の目的は、いかにイーストの発酵力に近づけるか?
そのためには、酵母菌をたくさん増やす必要があるわけです。
ですから、毎日びんの中に酸素を入れてあげましょう。
その際にはスプーンなどは使わず、びんを回してあげればうまく酸素が入ります。
出来上がりの見極め
りんごを使った天然酵母の作り方の最後のステップは、出来上がりの見極めです。
りんご酵母は発泡します。
その発泡が落ち着いて、びんの底におりと呼ばれる沈殿物が溜まってきたら完成としていいでしょう。
完成した天然酵母は、そのまま保管するのではなく、絞って大きめのペットボトルに入れて冷蔵庫で保管します。
冷蔵庫に入れている間も、毎日ペットボトルの中に酸素を入れてあげると長持ちしますので、必ず酸素を入れるようにしてくださいね。
今回のまとめ
今回は、りんごを使った天然酵母の作り方の5つのステップについて紹介しました。
りんごは今では年中出回っているフルーツです。
手に取りやすい果物ですので、ぜひ挑戦してみてくださいね。