天然酵母の作り方、いちごを使って天然酵母を作る時に気を付けたいポイントを、プロの先生がまとめてみました
こんにちは!
フルーツ酵母パン教室Happy Bakingの幸治里織です。
今日は『 天然酵母の作り方、いちごを使って天然酵母を作る時に気を付けたいポイントを、プロの先生がまとめてみました』ということについてお話しします。
当教室では、フルーツ酵母が日本で唯一学べるパン教室です。
Youtubeで自家製天然酵母について、毎日配信していますのでご覧くださいね。
天然酵母の作り方。いちごを使った作り方を知りたい方へ。
いちごの季節が来ると、なんだかウキウキしてしまいます。
今では、輸入物なども含めると、1年中いちごを買うことができますよね。
真っ赤ないちごを見るとテンションが上がるのは私だけでしょうか?
甘くて美味しいいちごを食べると、本当に幸せな気分になります。
そんないちご。
酵母にすることができます。
いちご酵母は作りやすく、初心者でも失敗しにくいのが特徴。
だけど、自己流で挑戦してみると、何が正解でどの状態がいいのか、全くさっぱり分からないと言うことも多いと思います。
そして誰もが思うこと。
作るのであれば失敗したくない!
その気持ちよくわかります。
私もそうなので。
いちごを使った天然酵母の作り方に挑戦してみたけどいいのか悪いのか分からない
いちごを使った天然酵母の作り方は、本やネットでたくさん見かけます。
情報が多すぎるからどの作り方で作ればいいのかが分からなくなってしまうんですね。
そして、本やネットを参考にして作った結果、なんとなくできた感じがするけど、果たして出来上がったいちご酵母は成功しているのか、失敗しているのか。
それすらも全くわかりません。
さらに言えば、作るたびに発泡の具合や匂いも違って、心配になってくることが多いですよね。
こんなにも天然酵母の状態が違っていいのかと不安になります。
全く発泡しなかったり、おりと言われる沈殿物が溜まってこなかったり。
香りもいちごの風味で少しのアルコール臭を感じられる時もあれば、下水のような匂いがしたり・・・
どの状態が正解なのーーー????
ってなっちゃいます。
そこで、毎年いちご酵母の作り方を実際に教えているプロの講師が、いちごを使った天然酵母の作り方を教えます!
いちごを使った天然酵母の作り方を実際に教えている先生が失敗しない5つのポイントを教えます
いちごを使った天然酵母の作り方は、正しい作り方を身につけると、初心者でも作りやすい酵母です。
また、パンを作るのにも扱いやすい酵母なので、あまり天然酵母パン生地の扱いに慣れていない方でも作りやすいです。
私のレッスンでいちご酵母の作り方を学ばれた方は、毎年いちごの季節になると、いちご酵母を何度も作って、長い期間楽しまれる方が多いですよ。
いちご酵母は元種にしても香りが残りますので、その元種を使ってパンを作ると、ほんのりいちごの香りのするパンが出来上がります。
そのパンを頬張る時の幸せ!
いちごの香りが口いっぱいにひろがります。
あなたもぜひ、この機会にいちごを使った天然酵母の作り方を学んでみましょう。
失敗しないいちごを使った天然酵母の作り方をまとめましたので、ぜひ読んでくださいね。
いちごを使った天然酵母の作り方
それでは、いちごを使った天然酵母の作り方について、5つのポイントを紹介します。
今まで失敗した経験があるのであれば、今回ご紹介するポイントのどこかが抜け落ちていた可能性がありますので、しっかりチェックしてみてください。
ポイントをきちんとおさえた作り方でいちご酵母を作ると、劇的に酵母作りが上達しますよ。
いちごを使った天然酵母の作り方ポイント1:いちごの選び方
いちごを使った天然酵母の作り方のポイントその1。
いちごの選び方です。
いちごだったらなんでもいい!
と言うわけではありません。
それじゃ、品種で選ぶの?
いいえ。
品種でも選びません。
何を基準に選ぶのかというと
新鮮かどうかと熟しているかどうか。
この二つです。
え?たったそれだけ??
って思われましたか?
実はそうなんですよ。
新鮮で熟したいちごを使うのがいちごを使った天然酵母の作り方では重要になります。
新鮮で熟したいちごは・・・
- ヘタが干からびていない
- 真っ赤な色をしている
- 皮に張りとつやがある
- 傷がない
このようなものを選んでください。
そして購入する際には、いちごはパック詰めされていると思いますので、パックの裏側を見て、痛みがないか、果汁がしみ出ていないかを確認しましょう。
そして、できるなら小ぶりのいちごの方がいいです。
理由はびんの中にできれば丸ごと入れた方がいいので大きすぎると酵母を作っている時に管理しにくくなります。
どうしても大きいものしか手に入らない場合は、カットしてから使ってください。
いちごを使った天然酵母の作り方ポイント2:下準備
いちごを使った天然酵母の作り方のポイントその2。
下準備です。
まず、酵母を作るための瓶を準備します。
プラスチックの陽気ではなく、必ずガラス瓶を準備してください。
ガラス瓶を使用する理由は煮沸消毒をして雑菌を減らしたいから。
プラスチックの容器だと、煮沸消毒できないため、雑菌を減らすことができません。
天然酵母の作り方では、いかに雑菌を減らすかがポイントになります。
ガラス瓶をしっかり煮沸消毒して、粗熱が取れてから酵母を作りましょう。
煮沸消毒の方法は、鍋に瓶を入れて水をはり、火にかけて沸騰させてから5〜10分加熱すればOKです。
清潔なふきんやキッチンペーパー、網の上に口を下にして粗熱をとります。
瓶の粗熱が取れたら、早速仕込みましょう。
さっと水洗いしたいちごを丸ごと(ヘタもそのままで)瓶に入れます。
水に触れると傷み始めますので、いちごは酵母を作る直前に洗いましょう。
瓶の中にいちごを入れたら、砂糖と水を入れてアルミやラップで蓋をします。
いちごを使った天然酵母の作り方ポイント3:温度
いちごを使った天然酵母の作り方のポイント3。
温度です。
天然酵母の作り方で温度をしっかり保たない方、多いです。
なぜ、保温が重要かというと、酵母菌が活動する温度というものがあるからです。
酵母は28〜32℃で増殖します。
天然酵母の作り方で重要なポイントは、この温度と言っても過言ではありません。
酵母が活動する温度意外で育てた場合、酵母菌が増えず、パンがうまく発酵しないことがよくあります。
いちご酵母の作り方も同じで、酵母が活動できる温度をしっかりキープしてあげることが重要になるのです。
いちごが出回っている時期は、常温で作るのは無理な気温です。
しっかり保温しましょう。
保温するのに一番適しているのは、発酵器ですが、発酵器は高価なので、ヨーグルトメーカーをお持ちだったら、ヨーグルトメーカーを使いましょう。
ヨーグルトメーカーがなければ、オーブンの発酵機能を使い、保温してくださいね。
いちごを使った天然酵母の作り方ポイント4:カビ予防
いちごを使った天然酵母の作り方のポイント4。
カビ予防についてです。
いちご酵母を何度か作ったことがある方はご存知かもしれませんが、いちご酵母はとてもカビが生えやすいです。
それを防ぐにはどうすればいいかというと、表面を常に濡らしておくのがポイントです。
表面を常に濡らしておくにはどうすればいいかというと、瓶をテーブルなどに置き、大きく円を描くように瓶を回します。
そうすれば、いちごの表面が濡れますのでカビの防止になります。
また、この方法は酵母菌を増やすのにも効果的です。
酵母菌は酸素が多い状態で増殖を続けます。
カビを防止するために瓶を大きく回すことによって、酵母エキスの中にたくさんの酸素が取り込まれることになります。
酸素がたくさん入ってきたら、酵母菌は増殖スピードが増しますので、どんどん菌が増えてくれるのです。
天然酵母の作り方では、酵母菌をいかに増やすかが鍵となりますので、カビ予防のために瓶を回す回数は積極的にやっていただいた方がいいです。
いちごを使った天然酵母の作り方ポイント5:出来上がりの見極め
いちごを使った天然酵母の作り方のポイント5。
出来上がりの見極めです。
酵母エキスの出来上がりの見極めは、天然酵母の作り方で、最大の難関とも言えます。
なぜかというと、ほとんどの方が、まだできていないのにもかかわらず、できたと勘違いしてしまっているからです。
要するに、みなさん、見極めが早いんです。
天然酵母の作り方では、酵母菌を最大限に増やしてあげる必要があります。
ここで酵母菌をしっかり増やさずに終わると、次のパン作りがうまくいかないということになり、大きな影響を与えます。
いちごを使った天然酵母の作り方での出来上がりの見極めは
- 発泡がおさまる
- おり(沈殿物)がたっぷりたまる
- エキスの色が濃い
- いちごが水面よりも下がる
- エキスの甘みが消える
このような状態になったら、出来上がりと見極めてください。
今回のまとめ
今回はいちごを使った天然酵母の作り方のポイントをまとめてみました。
もしかしたら、今まで作っていた方法と違って、少し戸惑っている方がいらっしゃるかもしれませんね。
今回の天然酵母の作り方でいちご酵母を作ると、かなりの日数をかけて作ることになります。
1週間ではできないレベルです。
酵母作りは正しく作ることでパン作りがうまくいきます。
そして、正しく作るから時間がかかるものなのです。
ぜひ、正しい作り方でいちご酵母を作ってみてくださいね。