自家製天然酵母のパンを初めて作る時、未知の世界すぎてどんなものかわからない、不安でいっぱい、そんな気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
発酵時間も読めないし、おいしいパンが本当に作れるのか半信半疑。
今でこそフルーツ酵母のパン教室を主宰している私も、昔は失敗ばっかりでした。
でも、一見とっつきにくく感じる自家製天然酵母は、メリットがたくさんあります。
その中で、生徒さんから聞いた
「自家製天然酵母のここが良かったポイント」
を3つ、お伝えします!
自家製天然酵母を作るメリットその1:時間にしばられない
え?どういうこと??
自家製天然酵母って時間がかかるものでしょ?
そう思われましたか?
でもそれは逆の発想で考えると、時間に縛られることがないということになります。
つまり、長時間発酵させる自家製天然酵母は、その間パンに付きっ切りになる必要がないということ。
イーストで作るパン作りは2~3時間、ずっとそばにいなければなりません。
ちょっと目を離したすきに、過発酵になっていた!
なんてこと、経験した方もいらっしゃるはず。
せっかくおいしいパンを作ろと思っても、過発酵になってしまったら残念ですよね・・・
自家製天然酵母は長時間発酵させなければいけませんが、ゆっくりゆっくり発酵するので、ずっとそばにいる必要はありません。
私のレシピの場合、仕込んでから出来上がるまで8時間ほどかかります。
でも、ずっとその間そばにいなければいけないというわけでもなく、寝ていていてもいいし、外出していてもいいし、仕事に行くことだって可能なんです。
発酵時間だって、少しぐらいオーバーしても大丈夫。
ゆっくり発酵するから過発酵になる心配もありません。
だから、時間にしばられることなくのんびりゆっくり発酵中は自分の好きなことができるんです。
自家製天然酵母を作るメリットその2:パンの老化が遅い
つい先日も生徒さんに言われた言葉。
「自家製天然酵母パンは何日たっても柔らかいですね♪」
そうなんです。
自家製天然酵母パンはイーストで作ったパンに比べると、老化がものすごく遅いです。
その生徒さんは、教室で作ったパンを常温で3日ほど置いてたそうなのですが、もう固くなっていると思いながらも、焼き戻さずにそのまま食べたそうです。
そしたら、まだ柔らかくふわふわでおいしかった♡と大絶賛!
もちろん、配合によって老化が早いものもありますが、リッチな配合のパンは数日常温においてても平気。
イーストみたいにカチカチじゃないってうれしいですよね。
とは言いながらも、やはり日に日に老化はしています。
焼き立てのおいしさをそのままに保ちたい場合は、冷凍保存をすることをオススメします。
自家製天然酵母を作るメリットその3:同じパンでも味わいが違う
私の教室では、フルーツ酵母を使っています。
いろいろなフルーツから酵母を起こすのですが、どの酵母も特徴があって出来上がったパンの味わいも少しずつ違います。
「同じパンを作っているのに、酵母が違うだけでこんなにも味わいが違うの?」
って驚かれる方もたくさんいらっしゃいます(笑)
自分の好みのパンにあう酵母を見つけるのも、酵母づくりの楽しみのひとつ。
ちなみに、私が一番好きな酵母は梅酵母。
食パンにした時の香りがダントツいいのはこの酵母です。
生徒さんにも私の梅酵母に対するアツイ想いを語ったところ、最初はドン引きされましたが、実際に作られたら
「先生の言う通り、とってもおいしいパンですね!」
と私の気持ちを理解してくださりました♪
自分の好きなパンを、好みの酵母で作ることができるって幸せですよね。
初めてさんならレーズン酵母からスタートするのがオススメ
そんなに風味が違うなら自家製天然酵母を始めてみたい!
今まで自家製天然酵母を作ったことがない方にオススメなのが、レーズン酵母。
レーズン酵母は発酵力も強く、生地がだれたりすることも少ないのでとっても扱いやすい酵母。
酵母初心者さんにはレーズン酵母から始めることをオススメしています。
定期的にレーズン酵母の体験会を開催いたしていますので、自家製天然酵母を始めたい方は、ぜひ体験会へお越しくださいね。
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